- 読み方
- せいかくをきする
- 意味
- 誤りのない、正しい状態になるように努めること。
- 使う場面
- 情報・記録・報告・数値などを間違いなく扱いたいとき。
- 注意点
- 正確さを目指す表現で、正確さが既に証明されたという意味ではない。
「正確を期する(せいかくをきする)」とは、事実や数値を間違いなく伝えられるよう、正確であることを目指すという意味です。「正確を期するため、内容を再確認します」のように、報告・調査・公的文書などでも使われます。
「期する(きする)」は、ある状態が実現するよう目指したり、心に決めたりする言葉です。「正確を期する」という表現は、国語辞典にも用例があります。
「正確を期する」の意味と読み方
「正確」は「せいかく」で、正しく確かであり、事実と食い違いがないことを表します。『デジタル大辞泉』には、「正確を期する」が「正確」の用例として掲載されています。
「期する」は通常「きする」と読みます。この「期する」には、期待する・心に誓う・目的の実現を目指す、といった意味があります。
「期する」には、別の読みとして「ごする」も辞書にあります。ただし、「正確を期する」という改まった言い方では、まず「せいかくをきする」と覚えておくとよいでしょう。「ごする」は古めかしい響きがある読み方で、現代の日常的な説明では一般的ではありません。
「正確を期する」の使い方・例文
- 会議の議事録は、内容の正確を期するため、出席者に確認してもらった。
- 集計の正確を期するために、元の記録と照合した。
- 情報の正確を期するため、公開前に出典を確認する。
- 地名の表記について正確を期する必要があるため、自治体の資料を調べた。
- 数値の正確を期するため、計算結果を別の方法でも確かめた。
- 案内文の正確を期するべく、変更点を担当部署に問い合わせた。
「正確を期する」は、何の正確さを確保しようとしているのかが分かると自然です。「情報の正確を期するため」「記述の正確を期するため」のように用います。
「正確を期する」「万全を期する」「正確にする」の違い
| 表現 | 意味の中心 | 使い分け |
|---|---|---|
| 正確を期する | 誤りのない状態を目指す。 | 調査・報告・数値・記述など。 |
| 万全を期する | 手抜かりのないよう準備する。 | 準備・運営・危機への備えなど。 |
| 正確にする | 間違いをなくし、正しい状態に整える。 | 日常の会話でも使いやすい。 |
| 細心の注意を払う | 細部まで気を配り、慎重に行う。 | ミスの防止や安全への配慮。 |
| 正確性を確認する | 内容が正しいか確かめる。 | 確認作業そのものを明示する。 |
「正確を期する」は内容の正しさに、「万全を期する」は準備や対策の十分さに重点があります。どちらも「期する」を使いますが、同じ意味ではありません。
「正確を期するため」はビジネスメールでも使える?
はい。契約・報告・会議・データの扱いなど、確認の必要性を丁寧に伝えたい場合に使えます。ただし、やや改まった表現です。
「内容の正確を期するため、恐れ入りますが、以下の二点をご確認いただけますでしょうか。」
「お客様にお伝えする情報の正確を期するため、現在、担当部署に確認しております。」
もっと簡単に伝えたいなら、「正しくお伝えするため」「誤りを防ぐため」「内容を確認するため」と言い換えられます。
「期する」は「記する」と違う?
「正確を期する」の「期する」は、正確さを目指す意味です。「記する」は書き記すことを意味するため、同じ言葉ではありません。
国立国会図書館のレファレンス協同データベースにも「正確を期する」と「正確を記する」の違いを尋ねた事例があり、辞書に「正確を期す」の用例があることが確認されています。
使うときの注意点
この言葉が示すのは、誤りを避けようとする姿勢です。実際に情報が正しいかどうかは、元資料との照合や事実確認が必要です。努力の表明と、検証済みであることを区別しましょう。
よくある質問
「正確を期する」は何と読みますか?
「せいかくをきする」と読みます。
「正確を期する」とは簡単に言うと?
間違いがないように、できるだけ正確にしようとすることです。
「正確を期す」と「正確を期する」は違いますか?
意味は同じです。「期す」は「期する」の活用上の形の一つとして使われます。
「万全を期する」との違いは?
「正確を期する」は情報などの正しさ、「万全を期する」は十分な準備や対策に重点があります。
まとめ
- 「正確を期する」は、間違いのない状態になるよう努めること。
- 読み方は「せいかくをきする」が一般的。
- 「万全を期する」とは、目指す対象が異なる。