「ご多用のところ」の要点
- 意味
- 用事が多く忙しい中で。
- 多用
- 「多く使用する」のほか、「用事が多い・忙しい」という意味もある。
- ご多忙との違い
- 「多忙」は非常に忙しいこと。「多用」は用事が多く忙しいこと。
- 目上に使える?
- 使えます。
「ご多用のところ」は、相手が用事が多く忙しい中で時間を割いてくれることへ配慮する表現です。
「多用」の意味
デジタル大辞泉では「多用」に、次の二つの意味があります。
- 用事の多いこと・忙しいこと。
- 多く使用すること。
「ご多用のところ」の場合は、前者の「忙しい」という意味です。
「多用=たくさん使う」だけではない
「外来語を多用する」のような意味もありますが、「ご多用中」「ご多用のところ」では「用事が多く忙しい」という意味になります。
例文
- ご多用のところ恐れ入りますが、ご確認をお願いいたします。
- ご多用のところご出席いただき、誠にありがとうございます。
- ご多用の折とは存じますが、ご検討いただけますと幸いです。
「ご多用」と「ご多忙」の違い
| 表現 | 意味の中心 | 印象 |
|---|---|---|
| ご多用 | 用事が多く忙しい | やや改まった文書にもなじむ |
| ご多忙 | 非常に忙しい | 忙しさを直接表す |
どちらもビジネスで使えます。相手や文体に合わせて選べばよく、優劣のある表現ではありません。詳しくは「ご多忙のところ」の意味と使い方もご覧ください。
よくある質問
「ご多用」は「多く使う」という意味ではないのですか?
「多用」には「多く使用する」のほか、「用事が多い・忙しい」という意味があります。「ご多用のところ」では後者です。
「ご多忙」と「ご多用」はどちらが丁寧ですか?
丁寧さの上下ではありません。意味の焦点と文章の響きが少し異なります。
まとめ
- 「ご多用のところ」は「用事が多く忙しい中で」。
- 「多用」には「忙しい」という意味もある。
- 「ご多忙のところ」と同様、依頼・お礼に使える。
主な参考辞書・資料
- 『デジタル大辞泉』「多用」
- 『デジタル大辞泉』「多忙」
- 『精選版 日本国語大辞典』「多忙」