「カヌー」と「カヤック」の違いとは?わかりやすく解説

「カヌー」と「カヤック」の違いとは?わかりやすく簡単に解説

カヌーとカヤックは、双方とも水上活動を楽しむための船の一形態であり、前向きに進む点で共通していますが、そのデザイン、パドルの形状、および起源に由来する使用目的において顕著な違いが存在します。

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この記事では、「カヌー」と「カヤック」の違いをわかりやすく簡単に解説します。

「カヌー」と「カヤック」の意味・違い

意味・違い

カヌーとは

カナディアンカヌー。カヌーという語は本来、こうしたオープンデッキタイプを指していた。
カナディアンカヌー。カヌーという語は本来、こうしたオープンデッキタイプを指していた。(出典:wiki

カヌー、特にカナディアンカヌーは、オープンデッキという開放的な形状を持っています。

船内が広く開いているため、乗る人はベンチのような座席に膝を曲げて座るのが一般的です。

このカヌーの漕ぐためのパドルはシングルブレードと呼ばれ、片方の端だけに水をかくブレードが付いています。

漕ぐ際、進行方向を調整するために、左右でパドルを持ち替える技術が必要とされます。

2人での乗船時には、ブレードを分担して進行方向を調整することが可能です。

このカヌーの起源は、カナダの先住民が移動手段として使用していた丸木舟であり、それがその名前の由来となっています。

カヤックとは

カヤック
カヤック(出典:wiki

対照的に、カヤックは座席部分を除いて船体がクローズドデッキのデザインとなっています。

乗る人は足を前に伸ばして座り、船との一体感を持ちやすい構造になっています。

カヤック用のパドルはダブルブレードと呼ばれるもので、両端にブレードが付いており、持ち替えることなく効率的に漕ぐことができます。

このカヤックの設計は、エスキモーが狩猟のために海上で使用していたものが起源となっており、それに応じた形状と機能性が求められました。

ポイント
まとめると、カヌーは開放的なデザインを持つシングルブレードパドルを使用する船体であり、カヤックはクローズドデッキの設計を持ちダブルブレードパドルを使用するものとして区別されます。それぞれの起源や設計により、異なる環境や用途での使用が推奨されています。

「カヌー」と「カヤック」の違い!表で簡単まとめ

助手ねこ
表を使って、それぞれの違いや特徴をカンタンにまとめるでー!
項目 カヌー カヤック
デザイン オープンデッキ クローズドデッキ(座席部分を除く)
パドルの形状 シングルブレード(片側だけ刃) ダブルブレード(両側に刃)
乗り方 膝を曲げて座る 足を前に伸ばして座る
用途 スラローム、ツーリング等 急流、湖、シーカヤック等
起源 北米の先住民(カナダ) エスキモー(狩猟用)
荷物や人数の収容能力 開放的な形状で多くの荷物や人数を載せやすい クローズデッキのため限られる
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