「苛まれる」の要点
- 読み方
- さいなまれる
- 意味
- 苦痛・不安・罪悪感などによって、繰り返し苦しめられる。
- 原形
- 苛む(さいなむ)=責める、苦しめる。
- 活用
- 通常の受身は「苛まれる」。「苛まされる」を同じ意味の受身として使うのは不自然。
「苛まれる(さいなまれる)」とは、不安・罪悪感・後悔・苦痛などによって、繰り返し苦しめられることです。
「不安に苛まれる」「罪悪感に苛まれる」「良心の呵責に苛まれる」のように、精神的な苦しみを表す場面でよく使います。
「苛まれる」の意味
原形の「苛む(さいなむ)」には、相手を責める・苦しめる・いじめるという意味があります。
その受身形が「苛まれる」で、
- 不安に苦しめられる
- 後悔が繰り返し心を責める
- 痛みや苦悩から逃れられない
といった状態を表します。
「苛まれる」の使い方・例文
- 将来への不安に苛まれる日が続いた。
- 彼は罪悪感に苛まれ、眠れなくなった。
- 判断を誤ったという後悔に苛まれている。
- 長年、慢性的な痛みに苛まれてきた。
- 自責の念に苛まれながらも、前に進もうとした。
「苛まされる」は間違い?
「苛む」は五段活用の動詞で、通常の受身は、
苛む → 苛まれる
となります。
したがって、「不安に苦しめられる」という意味の受身としては「苛まれる」が標準的です。
「苛まされる」を単純に“同じ受身”として使わない
「苛まされる」は形の上では別の文法解釈が生じ得るため、すべての文脈で「存在しない形」と断定するのは適切ではありません。ただし、「不安に苛まれる」の意味で使うなら「苛まれる」を選ぶのが自然です。
「苛まれる」と「悩まされる」の違い
| 表現 | ニュアンス |
|---|---|
| 苛まれる | 精神的・肉体的に強く、持続的に苦しめられる。文章語的。 |
| 悩まされる | 問題・症状などに困らされる。日常的で幅広い。 |
「苛まれる」のほうが、苦しみの深さ・重さを強く感じさせる表現です。
「苛まれる」と「責め苛まれる」の違い
「責め苛む」は、厳しく責め立てて苦しめることです。
「責め苛まれる」とすると、外から強く責め立てられて苦しめられる意味が明確になります。
一方「不安に苛まれる」は、不安・罪悪感など内面的な感情が自分を苦しめ続ける場面で特によく使われます。
「苛まれる」の類義語・言い換え
- 苦しめられる
- 悩まされる
- 責められる
- 苦悩する
- さいなまれる(平仮名表記)
よくある質問
「苛まれる」とは簡単に言うと?
不安・後悔・痛みなどによって、繰り返し苦しめられることです。
「苛まれる」の読み方は?
「さいなまれる」と読みます。
「苛まされる」は間違いですか?
「不安に苦しめられる」という意味の通常の受身なら「苛まれる」が標準的です。「苛まされる」を同じ意味の受身として使うのは避けるのが無難です。
「不安に苛まれる」は自然ですか?
自然です。「不安が繰り返し心を苦しめる」という意味で、代表的な使い方です。
まとめ
- 「苛まれる」は、苦痛・不安・罪悪感などに苦しめられること。
- 原形は「苛む(さいなむ)」。
- 通常の受身は「苛まれる」。
- 「苛まされる」を同じ意味の受身として使うより、「苛まれる」を選ぶのが自然。