- 読み方
- いさみあし
- 意味
- 勢い余って先走り、やりすぎたり失敗したりすること。
- 語源
- 相撲で、相手を追い詰めながら自分の足が先に土俵外へ出て負ける「非技」。
- ビジネス
- 確認前の発表・先走った判断・権限を越えた行動などに使う。
「勇み足(いさみあし)」とは、比喩的には、勢いに乗りすぎて先走り、やりすぎたり失敗したりすることを表します。
「発表を急いだのは勇み足だった」「契約前に公表したのは勇み足だ」のように使います。
「勇み足」の本来の意味
「勇み足」は、もともと相撲の用語です。
相手を土俵際まで追い詰めながら、攻めている側が勢い余って自分の足を先に土俵の外へ出してしまうことをいいます。
日本相撲協会では「勇み足」は、技を掛けて勝った「決まり手」とは別の非技として扱われています。
この相撲の状態から、日常語では「調子に乗って先走り、自分から失敗する」という意味に広がりました。
「勇み足」の使い方・例文
- 正式決定前に公表したのは、少し勇み足だった。
- 相手の返事を待たずに準備を進めたのは勇み足だった。
- 成果を急ぐあまり、確認を省いたのが勇み足になった。
- 批判する前に事実関係を確認しなかったのは勇み足だ。
- 期待が先行して採用を決めたことが、結果的に勇み足となった。
ビジネスで「勇み足」はどう使う?
ビジネスでは、確認不足のまま先へ進む、権限を越えて決める、発表を急ぐといった場面でよく使われます。
| 場面 | 例 |
|---|---|
| 正式決定前の公表 | 発表は勇み足だった。 |
| 上司承認前の判断 | 自分だけで決めたのは勇み足だった。 |
| 事実確認前の批判 | 断定したのは勇み足だった。 |
「それは勇み足です」と相手に言うと、「先走って失敗した」という評価になります。社外・目上には「少し判断が先行した可能性があります」などのほうが柔らかい場合があります。
「勇み足」と「フライング」の違い
「フライング」は、本来は競技で定められた合図より早くスタートすることです。日常語では「解禁前に情報を出す」「予定より早く行動する」意味でも使われます。
「勇み足」は、単に早かっただけでなく、勢い余って先走った結果、失敗・不都合につながったニュアンスが強い言葉です。
「勇み足」と「先走る」の違い
- 先走る:順序を待たず、先に行動する。
- 勇み足:勢い余って先走り、それが失敗・やりすぎになる。
「先走った行動」が結果的に失敗すれば、「勇み足だった」と評価されることがあります。
「勇み足」の類義語・言い換え
- 先走る
- 早まる
- 焦って判断する
- やりすぎる
- 性急に進める
よくある質問
「勇み足」とは簡単に言うと?
勢い余って先走り、かえって失敗することです。
「勇み足」は相撲用語ですか?
もともとは相撲の用語です。相手を追い詰めながら、自分の足が先に土俵の外へ出てしまう場合をいいます。
ビジネスでも使えますか?
使えます。正式決定前の発表、確認不足の判断、権限を越えた行動などを「勇み足だった」と表せます。
「フライング」と同じですか?
同じではありません。「フライング」は早すぎること、「勇み足」は勢い余って先走り、それが失敗につながることに重点があります。
まとめ
- 「勇み足」は、勢い余って先走り、失敗・やりすぎになること。
- 語源は相撲で、自分の足が先に土俵外へ出てしまうこと。
- ビジネスでは、確認前の発表・先走った判断などに使う。
- 「フライング」「先走る」と近いが、失敗につながるニュアンスが強い。