- 読み方
- おいおいかんがえる
- 意味
- 今すぐ結論を出すのではなく、今後の経過に合わせて少しずつ考えていくこと。
- 言い換え
- これから徐々に検討する/状況を見ながら考える/後で改めて考える。
- 注意点
- 具体的な検討時期や回答期限までは示さないため、仕事では曖昧に聞こえる場合がある。
「追々考える(おいおいかんがえる)」とは、すぐに結論を出すのではなく、時間の経過や状況の変化に合わせて、少しずつ考えていくことです。「今後の方針は追々考えよう」「詳細は追々考えていく」のように使います。
「追々(おいおい)」には「だんだん」「次々に」といった意味があります。そのため「追々考える」は、一度に全部決めず、これから段階的に検討するという意味になります。ただし、いつまでに決めるかを示す言葉ではありません。
「追々考える」の意味と読み方
読み方は「おいおいかんがえる」です。『精選版 日本国語大辞典』は「追追(おいおい)」について、物事が次々に行われるさまや、状態が少しずつ変わっていくさまを説明しています。
「追々考える」では、これから経過に応じて考えを進めるという意味が中心です。「今ここで決めるのは早い」「まだ判断に必要な材料がそろっていない」という事情がある場合に使われることがあります。
一文で覚える
「進学先は、学校を見学しながら追々考えていこう。」
これは、今すぐ結論を出さず、学校見学などの経験を踏まえて少しずつ検討するという意味です。
「追々考える」の自然な例文6選
- 将来どの分野を専門にするかは、学びながら追々考えていきたい。
- 旅行の日程は決まったので、細かな観光プランは追々考えよう。
- 新しい活動の進め方については、参加者の意見を聞きながら追々考えることにした。
- 引っ越し先の候補がいくつかあるので、実際に地域を訪れながら追々考えるつもりだ。
- 担当者は「次の段階の計画は追々考えます」と話し、まず現在の課題を整理した。
- 来年度の役割分担は、事業の進み具合に合わせて追々考えていく方針だ。
「追々考えよう」「追々検討する」「追々決めていく」などの形で使えます。「何を見ながら考えるか」を示すと、漠然とした先送りではなく、段階的な検討であることが伝わります。
「追々考える」「追って考える」「後で考える」の違い
| 表現 | 意味の中心 | 例文 |
|---|---|---|
| 追々考える | 今後、時間や状況の変化に合わせて徐々に考える。 | 細かな内容は追々考えよう。 |
| 追って検討する | 今ではなく、後の機会に検討する。 | 追加の提案は追って検討します。 |
| 後で考える | 今とは別の時点で考える。 | 夕食の献立は後で考える。 |
| 段階的に検討する | 手順や段階を分けて検討する。 | 実施条件を段階的に検討する。 |
| 先延ばしにする | 実行・決定を後へ延ばす。否定的な意味にもなる。 | 判断を先延ばしにする。 |
「追々」は少しずつ進めるという印象が出やすく、「追って」は後の時点でという意味を表しやすい言葉です。ただし、実際には近い文脈で使われる場合もあります。
「追々考える」は「考えるつもりがない」という意味?
言葉自体に「考えるつもりがない」という意味はありません。今後検討していくという言い方です。ただし、具体的な期限を決めずに繰り返していると、相手に「結論を先送りしている」と受け取られる可能性があります。
受け止め方が変わる例
- 曖昧:「この件は追々考えます。」
- 具体的:「まず現状を調査し、来月の会議で具体案を検討します。」
どちらが適するかは場面によりますが、回答を必要としている相手がいるときは、次に何をいつまでに行うかを示す方が親切です。
「追々」と「徐々に」「次第に」は同じ?
意味が重なる場合があります。「追々」と「徐々に」は、少しずつ進むようすを表す点で近い語です。「次第に」も変化が進むようすを示せます。ただし、「追々」には次々に・今後引き続いてという意味もあり、必ずしもすべての場面で置き換えられるわけではありません。
| 語 | 例文 | 自然な印象 |
|---|---|---|
| 追々 | 詳細は追々決めていきます。 | これから少しずつ決める。 |
| 徐々に | 調査の範囲を徐々に広げます。 | 程度を少しずつ変える。 |
| 次第に | 状況が次第に明らかになりました。 | 時間とともに変化が進む。 |
ビジネスメールに「追々考えます」と書いてよい?
文法上は問題ありませんが、上司や取引先へ回答するメールでは曖昧に聞こえる場合があります。相手が具体的な方針や返答を待っているなら、検討期間・検討内容・回答日を示しましょう。
言い換え例
「次回の展開は追々考えます。」
↓
「次回の展開については、今月中に利用状況を確認し、翌月の会議で方針を検討いたします。」
「追々」は便利な言葉ですが、確定した日程や義務を示す言葉ではありません。仕事では具体的に言い換えた方が誤解を減らせます。
「追々考えます」と言われたらどう受け止める?
一般には「現時点では結論を出さず、今後検討する」という意味で受け止められます。相手がいつ答えるつもりかは、この言葉だけでは分かりません。
返答が必要な場合は、「いつごろまでにご検討いただけそうでしょうか」「どの段階で改めて相談できますか」と具体的な時期を確認するとよいでしょう。
使うときの注意点
期限を約束したことにはならない
「追々考える」だけでは、具体的な開始日・回答日・完了日を示せません。締切のある案件で使う場合は、「今週中に整理を始め、来週回答する」などの時期を添えましょう。また、重要な判断が必要な場面では、決定を先延ばしにする理由を説明することも大切です。
よくある質問
「追々考える」は何と読みますか?
「おいおいかんがえる」と読みます。
「追々考える」とは簡単に言うと?
今すぐ決めず、時間の経過や状況に合わせて少しずつ考えることです。
「追々考えます」は断り文句ですか?
必ずしも断りではありません。ただし具体的な期限を示さないため、結論の先送りと受け取られる場合もあります。
「追々」と「追って」は同じですか?
近い場面で使われますが、「追々」は少しずつ・次々に、「追って」は後ほど・別の機会に、という意味合いが出やすい語です。
「追々考える」はビジネスメールでも使えますか?
使えますが、相手が返答を待っている場合は、検討の手順や期限を具体的に伝える方が分かりやすくなります。
まとめ
- 「追々考える」は、今後の経過に合わせて徐々に考えていくこと。
- 「考えない」という意味ではないが、具体的な期限は示さない。
- ビジネスでは、検討する時期や次の行動を明確にすると伝わりやすい。