- 読み方
- こいちじかん
- 意味
- ほぼ一時間。約一時間、または一時間弱。
- 使う場面
- 小一時間待つ/小一時間ほど歩く/小一時間話し合う。
- 注意点
- 「必ず何分」と決まった時間ではない。正確な時刻の約束には使わない。
「小一時間(こいちじかん)」とは、およそ一時間、一時間に少し満たないくらいの時間です。「小一時間待った」「小一時間ほど散歩した」のように、かかった時間を大まかに表すときに使います。
「小一時間は30分のこと?」と迷うことがありますが、30分と決まっているわけではありません。国語辞典では「ほぼ一時間」「約一時間」「一時間弱」と説明されています。
「小一時間」は何分?
「小一時間」は一時間より少し短い、あるいは一時間前後と感じられる時間を指す表現です。「小」が付いたからといって「一時間の半分」という意味ではありません。
『デジタル大辞泉』では「ほぼ一時間。約一時間。一時間弱」と説明されています。例えば待ち時間が一時間に近い長さだったことを伝えるときに「小一時間待った」と言えます。
ただし、人によって時間感覚は異なります。厳密に「50分」「55分」などの数値へ置き換えられる言葉ではありません。
「小一時間」の使い方・例文
- 約束の場所で小一時間待ったが、友人は現れなかった。
- 公園の周りを小一時間ほど散歩してから帰宅した。
- 話し合いが長引き、結局小一時間かかった。
- 雨がやむまで、駅のカフェで小一時間過ごした。
- 新しい仕事の流れを理解するまでに小一時間かかった。
- 面接の前に小一時間ほど時間が空いたので、資料を確認した。
「小一時間ほど」と言っても自然です。「小一時間」という大まかな時間表現に「ほど」を添えることで、さらに概数を示す言い方になります。
「小一時間」「一時間弱」「一時間ほど」「一時間強」の違い
| 言葉 | 意味の中心 | 注意点 |
|---|---|---|
| 小一時間 | ほぼ一時間・約一時間・一時間弱。 | 厳密な分数は決まらない。 |
| 一時間弱 | 一時間より少し短い時間。 | 「一時間に満たない」という点が明確。 |
| 一時間ほど | 一時間前後の大まかな時間。 | やや長い場合も短い場合もある。 |
| 一時間強 | 一時間より少し長い時間。 | 「小一時間」と同じ意味ではない。 |
| 約一時間 | だいたい一時間。 | 案内文などでも使いやすい。 |
「一時間弱」は一時間に満たない方向を示しますが、「小一時間」は辞書上「約一時間」という幅も持っています。同じ分数として機械的に置き換えないようにしましょう。
「小一時間」の「小」はどういう意味?
「小一時間」の「こ」は接頭語です。『デジタル大辞泉』にも、接頭語の「こ」を付けた語であることが示されています。時間を小さめに捉え、一時間ほどのまとまりを表す言い方です。
ただし、すべての時間の単位に「小」を付けて同じように使えるわけではありません。「小一時間」は語として覚えておくとよいでしょう。
ビジネス・待ち合わせで使うときの注意点
「小一時間で到着します」では、受け手が何分くらいと考えるかが異なる場合があります。到着予定や会議開始の案内では、「約50分」「60分程度」「15時に到着予定」など、必要な精度で伝えましょう。
一方、終わった出来事を振り返り「小一時間かかった」と説明する使い方は自然です。
よくある質問
「小一時間」は何と読みますか?
「こいちじかん」と読みます。
「小一時間」は30分ですか?
いいえ。30分と決まっているわけではなく、ほぼ一時間・一時間弱という意味です。
「小一時間」は一時間より長くてもよいですか?
基本的には一時間に近い、または少し短い時間を指します。辞書には「約一時間」という説明もありますが、大幅に長い時間を意味するものではありません。
「小一時間ほど」は二重表現ですか?
不自然とは限りません。概数の時間を柔らかく表す言い方として使われています。
まとめ
- 「小一時間」は、およそ一時間・一時間に少し満たないほどの長さ。
- 30分・50分など、特定の分数を必ず指すわけではない。
- 正確な待ち合わせ・到着予定には、具体的な分数や時刻を使う。