「ご承知おきください」の要点
- 意味
- 事情や内容を、前もって知っておいてください。
- 向いている場面
- 変更・条件・注意事項などを、事前に共有しておきたいとき。
- 目上に使える?
- 使えますが、相手に承知を求める表現なので、文脈によっては柔らかくする配慮が必要です。
- お含みおきとの違い
- 「承知」は知る・理解する、「含み置く」は心に留める意味が中心です。
「ご承知おきください」は、相手に事情や内容を前もって知っておいてくださいと伝える表現です。
「承知」の意味
『デジタル大辞泉』では「承知」を、事情などを知ること・知っていること・分かっていることと説明しています。「事の経緯を承知しておきたい」という用例も示されています。
「前提として知っておいてください」
今すぐ行動してもらうより、今後のために情報を共有しておく場面に向いています。
例文
- 当日は受付時間が変更となりますので、ご承知おきください。
- 状況により内容を変更する場合がございますことを、ご承知おきください。
- 本サービスは予告なく仕様を変更する場合がございますので、あらかじめご承知おきください。
目上には失礼?
一般に使われる表現ですが、「ください」が相手に承知を求めるため、重要な相手には少し直接的に感じられることがあります。
- ご承知おきいただけますと幸いです。
- あらかじめご承知おきくださいますようお願いいたします。
「ご承知おきください」と「お含みおきください」の違い
| 表現 | 意味の中心 |
|---|---|
| ご承知おきください | 知っておいてほしい・理解しておいてほしい |
| お含みおきください | 心に留めておいてほしい |
より詳しくは「お含みおきください」の意味と使い方もご覧ください。
「ご了承ください」との違い
「ご了承ください」は、事情をくんで納得・承知してほしいという意味です。条件や制限を受け入れてもらう意味が強い場合は、「ご了承ください」のほうが合います。
よくある質問
「ご承知おきください」は目上の人にも使えますか?
使われる表現ですが、承知を求める響きが直接的に感じられる場合があります。「ご承知おきいただけますと幸いです」など、相手との関係に合わせて選びましょう。
「ご承知おきください」と「ご了承ください」は同じですか?
違います。「ご承知おきください」は前もって知っておくこと、「ご了承ください」は事情を理解し受け入れることを求める表現です。
「お含みおきください」との違いは何ですか?
「ご承知おきください」は事情を知ること、「お含みおきください」は心に留めておいてほしいことに重点があります。
まとめ
- 「ご承知おきください」は、事情や内容を前もって知っておいてほしい表現。
- 変更・条件・注意事項の事前共有に向く。
- 重要な相手には「ご承知おきいただけますと幸いです」などにすると柔らかい。
主な参考辞書・資料
- 『デジタル大辞泉』「承知」
- 『精選版 日本国語大辞典』「承知」