「ご指導ご鞭撻」の要点
- 読み方
- ごしどうごべんたつ
- 意味
- 教え導き、努力するよう励ましてほしいとお願いする改まった表現。
- よく使う場面
- 就任・異動・入社・開業・年賀状などの挨拶。
- 注意
- 日常的な軽い依頼には大げさになることがあります。
「ご指導ご鞭撻」は、相手から教え導いてもらい、さらに努力するよう励ましてもらうことを願う、改まった表現です。
「指導」と「鞭撻」の意味
デジタル大辞泉では「指導」を、ある目的・方向に向かって教え導くことと説明しています。
「鞭撻」は、本来「むちで打つこと」から転じて、努力するように励ますことを意味します。辞書にも「御指導御鞭撻のほどお願い申しあげます」という用例があります。
「教え」と「励まし」を合わせた定型表現
新しい立場に就いた人が、今後も助言や励ましを受けたいという気持ちを丁重に表せます。
例文
- 今後ともご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。
- 未熟ではございますが、皆様のご指導ご鞭撻を賜りながら精進してまいります。
- 今後とも変わらぬご指導ご鞭撻をお願い申し上げます。
どんな場面で使う?
- 異動・昇進・就任の挨拶
- 入社・転職後の挨拶
- 開業・独立の挨拶
- 年賀状や正式な手紙
「ご指導ご鞭撻」は目上に使える?
使えます。むしろ、自分より経験のある相手へ今後の指導・励ましをお願いする場面に向いています。
言い換え
- 今後ともご指導のほどお願いいたします。
- 今後ともご助言を賜りますようお願い申し上げます。
- 今後ともお力添えをいただけますと幸いです。
相手との関係が薄い場合は大げさになることも
継続的な指導を受ける関係でない相手には、「今後ともよろしくお願いいたします」などのほうが自然なことがあります。
よくある質問
「ご指導ご鞭撻のほど」は正しい表現ですか?
広く使われる定型表現です。辞書でも「御指導御鞭撻のほどお願い申しあげます」という用例が示されています。
「鞭撻」は怖い意味ではありませんか?
本来はむちで打つ意味がありますが、現代のこの表現では「努力するように励ます」という比喩的な意味で使われます。
まとめ
- 「ご指導ご鞭撻」は、教え導き、励ましてほしいというお願い。
- 就任・異動・入社などの改まった挨拶でよく使う。
- 継続的な関係が薄い相手には、大げさになる場合もある。
主な参考辞書・資料
- 『デジタル大辞泉』「指導」
- 『精選版 日本国語大辞典』「指導」
- 『デジタル大辞泉』「鞭撻」
- 『精選版 日本国語大辞典』「鞭撻」
- 『デジタル大辞泉』「御鞭撻」