「したり顔」の要点
- 読み方
- したりがお
- 意味
- うまくやった、自分は分かっているという得意そうな顔つき。
- 語感
- 話し手が少し皮肉・批判を込めて使うことも多い。
- 近い言葉
- 得意顔・得意げ・ドヤ顔。
「したり顔」とは、「うまくやった」「自分は分かっている」と得意になっている顔つきを表す言葉です。
「したり顔で解説する」「したり顔でうなずく」のように、単にうれしそうな顔ではなく、自信満々・得意げな様子を表します。
「したり顔」の意味
「したり」には、うまくやったと満足する気持ちを表す用法があります。
そこから「したり顔」は、
- 自分が正しいと思っている
- 自分の知識・手柄に満足している
- 「どうだ」と言わんばかりに得意げである
という顔つきを表します。
「したり顔」の使い方・例文
- 彼はしたり顔で答えを説明した。
- 予想が当たり、彼女はしたり顔でうなずいた。
- 専門家でもないのに、したり顔で解説するのは危険だ。
- 「言ったとおりだろう」としたり顔を見せた。
- 自分の手柄であるかのように、したり顔で話していた。
「したり顔」は褒め言葉?
必ずしも悪口ではありませんが、やや皮肉・批判を含むことが多い表現です。
「自信に満ちた顔」と客観的に褒めるより、
- 得意になりすぎている
- 知ったかぶっている
- 自慢げである
という評価を含ませやすい言葉です。
「したり顔」と「ドヤ顔」の違い
| 言葉 | 特徴 |
|---|---|
| したり顔 | 昔からある語。得意げ・分かったふうの顔を表す。文章でも使える。 |
| ドヤ顔 | 「どうだ」という誇示の感じが強い俗語的表現。会話・ネットで使われやすい。 |
意味はかなり近いですが、「ドヤ顔」のほうが砕けた言い方で、自慢・誇示のニュアンスが前面に出やすい表現です。
「ドヤ顔=関西弁そのもの」と単純化しない
「どや」は「どうだ」に由来する関西方言的な言い方として説明されますが、「ドヤ顔」は現在では全国的に通用する俗語として広く使われています。
「したり顔」と「得意顔」の違い
「得意顔」は、得意になって満足している表情を広く表します。
「したり顔」はそれに加えて、「自分はよく分かっている」「うまくやった」という感じをやや皮肉に捉える場合が多い言葉です。
「したり顔」の類義語・言い換え
- 得意顔
- 得意げ
- 自慢げ
- ドヤ顔
- 満足げな顔
よくある質問
「したり顔」とは簡単に言うと?
「うまくやった」「自分は分かっている」と得意になっている顔です。
「したり顔」は悪い意味ですか?
必ず悪い意味ではありませんが、得意になりすぎている様子を皮肉っぽく表すことが多い言葉です。
「ドヤ顔」と同じですか?
近いですが、「ドヤ顔」はより俗語的で、「どうだ」と誇示する感じが強い表現です。
まとめ
- 「したり顔」は、うまくやった・分かっていると得意げな顔つき。
- 皮肉・批判のニュアンスを含むことが多い。
- 「ドヤ顔」はより俗語的で、自慢・誇示の感じが強い。
主な参考辞書・資料
- 『デジタル大辞泉』「したり顔」
- 『精選版 日本国語大辞典』「したり顔」
- 『デジタル大辞泉』「得意顔」