「存じません」の要点
- 意味
- 「知りません」「分かりません」をへりくだって伝える。
- 使う対象
- 事柄・事情・情報などに広く使える。
- 存じ上げませんとの違い
- 「存じ上げません」は人について「知らない」と丁重に言う場面でよく使う。
- 注意
- 分からないことを伝えた後、確認方法や担当者を案内すると実務的。
「存じません」は、「知りません」「分かりません」をへりくだって伝える表現です。
「存じる」の意味
『デジタル大辞泉』では「存じる」に、「思う」「知る」をへりくだっていう意味が示されています。
例文
- その件については、詳しく存じません。
- 申し訳ございませんが、現在の状況は存じません。
- 私では存じませんので、担当者に確認いたします。
「知らない」で終わらせない
顧客対応では「存じません」だけで終えるより、「確認いたします」「担当者へおつなぎします」など、次の対応を添えると丁寧です。
「存じません」と「存じ上げません」の違い
| 表現 | 使いやすい対象 |
|---|---|
| 存じません | 事柄・事情・情報など |
| 存じ上げません | 人について「知らない」と言う場面でよく使う |
「存じ上げる」の詳しい使い方は「存じ上げます」の意味と使い方をご覧ください。
「分かりかねます」との違い
「分かりかねます」は「分かりません」を柔らかく伝える表現です。「存じません」は、情報を知らないことをへりくだって述べる意味がより明確です。
よくある質問
「存じません」は目上に使えますか?
使えます。「知りません」をへりくだって伝える表現です。
人について「存じません」と言えますか?
言えますが、人については「存じ上げません」のほうがより丁重に聞こえる場面が多くあります。
まとめ
- 「存じません」は「知りません・分かりません」の謙譲的な表現。
- 事柄・事情・情報などに広く使える。
- 人については「存じ上げません」が使われることが多い。
- 実務では、確認・案内など次の対応まで添えると丁寧。
主な参考辞書・資料
- 『デジタル大辞泉』「存じる」
- 『精選版 日本国語大辞典』「存じる」
- 文化庁『敬語の指針』