- 読み方
- すがすがしい
- 意味
- さっぱりとして、さわやかで気持ちがよいさま。
- 表記
- 「清清しい」とも書く。ひらがな表記も自然。
- 注意点
- 古典には「ためらいがない」「物事が滞りなく運ぶ」という別の用法もある。
「清々しい(すがすがしい)」とは、さっぱりしていて、気持ちがよい様子を表す言葉です。「清々しい朝」「清々しい気持ち」「清々しい表情」のように、空気や心の状態、ふるまいの印象を伝えるときに使います。
「爽やか(さわやか)」や「晴れやか」と似ていますが、気持ちがすっきりしていることや清らかな印象を表したいときに合う言葉です。
「清々しい」の意味・読み方と漢字
「清々しい」は「すがすがしい」と読みます。「清清しい」と書くこともあり、読みやすさを重視する文章では「すがすがしい」とひらがなにしても構いません。
『デジタル大辞泉』には、主に次の意味が載っています。
- 現代でもよく使う意味:さわやかで、気持ちがよいさま。
- 古典などに見られる意味:ためらいがなく、思い切りがよいさま。
- 古典などに見られる意味:物事が滞らず、すらすら運ぶさま。
現代の日常会話では、まず「さっぱりして気持ちがよい」という意味で理解するとよいでしょう。ただし、古典の「すがすがし」は現代と同じ意味とは限りません。
「清々しい」の使い方・例文
- 朝の清々しい空気を吸うと、一日を気持ちよく始められる。
- 長く取り組んできた課題が終わり、清々しい気持ちになった。
- 試合には敗れたが、全力を尽くした選手の表情は清々しかった。
- 雨上がりの庭には、清々しい香りが漂っていた。
- 彼女は質問に正面から答え、その清々しい態度が印象に残った。
- 不要な物を整理し終えると、部屋も心も清々しく感じられた。
「清々しい」は、景色・空気・香りなどのほか、気持ち・表情・態度にも使えます。「清々しい気分」「清々しいほどの態度」のような言い方もできます。
「清々しい」「爽やか」「晴れやか」「さっぱり」の違い
| 言葉 | 意味の中心 | 自然な例 |
|---|---|---|
| 清々しい | さっぱりして、気持ちがよい。 | 清々しい朝・清々しい気持ち。 |
| 爽やか | すっきりして快い。感じがよい。 | 爽やかな風・爽やかな笑顔。 |
| 晴れやか | 心にわだかまりがなく、明るい気持ち。 | 晴れやかな表情・晴れやかな気分。 |
| さっぱり | 不快感やしつこさがなく、すっきりした状態。 | 汗を流してさっぱりする。 |
| 爽快(そうかい) | 気分が晴れて、非常に気持ちがよい。 | 爽快な気分になる。 |
意味の重なりは大きいので、厳密に一語だけが正しいと決める必要はありません。たとえば「清々しい朝」と「爽やかな朝」は、どちらも自然です。
「清々しい」は褒め言葉?
一般には、快い印象を伝える肯定的な言葉です。「清々しい受け答え」「清々しい態度」と言われたら、飾り気がなく明快で、気持ちのよい印象を持たれたと考えられます。
ただし「清々しいほど開き直っている」など、文脈によっては皮肉・逆説として用いられることもあります。言葉だけで必ず賞賛だと判断せず、前後の文脈を見ましょう。
「清々しい」の反対語は?
文脈によっては「鬱陶しい(うっとうしい)」が対照的な言葉として挙げられます。「清々しい朝」に対して「鬱陶しい天気」、「清々しい気分」に対して「気分が重い」のような対比が自然です。
「清々しい」には複数の用法があるため、一語の対義語だけで意味を限定しないようにしましょう。
古典での「すがすがしい」の意味
『和泉式部日記』などには「ためらわず、思い切りがよい」という方向の用法が、『源氏物語』などには「滞りなく進む」という方向の用法が見られます。
現代語の「爽やかで気持ちがよい」をすべての古典用例にそのまま当てはめると、正しく理解できない場合があります。
よくある質問
「清々しい」は何と読みますか?
「すがすがしい」と読みます。
「清々しい」と「爽やか」は同じですか?
近い意味で、言い換えられる場面も多くあります。「清々しい」は気分のさっぱりした快さを表す場合によく使います。
「清々しい」は人にも使えますか?
はい。「清々しい表情」「清々しい受け答え」など、人の印象や態度を述べるときにも使います。
「清清しい」と「清々しい」は違いますか?
どちらも「すがすがしい」と読む表記です。ひらがなでも書けます。
まとめ
- 「清々しい」は、さっぱりして気持ちがよい様子。
- 「爽やか」「晴れやか」と意味が重なる場面もある。
- 古典では現代と異なる用法があるので、文脈を確認する。