- 読み方
- かいぎゃくをろうさない
- 意味
- しゃれや気の利いた冗談など、ユーモアを交えないこと。
- 基本形
- 諧謔を弄する=冗談・しゃれ・ユーモアを巧みに口にする。
- 語感
- 非常に硬く、文章語的。日常語では「冗談を言わない」などが分かりやすい。
「諧謔を弄さない(かいぎゃくをろうさない)」とは、気の利いた冗談やしゃれを口にしないことです。
基本の表現は「諧謔を弄する」で、「諧謔を弄さない」はその否定形です。普段から冗談を言わない人についても、特定の場面で冗談を控える様子についても使えます。
「諧謔を弄する」の意味
「諧謔(かいぎゃく)」は、滑稽味のある気の利いた言葉やしゃれ、冗談、ユーモアのことです。
「弄する(ろうする)」は、言葉や策略などを思うままに使うこと。「諧謔を弄する」という形では、気の利いた冗談やしゃれを言う意味になります。
つまり「諧謔を弄する」は冗談を口にすること、「諧謔を弄さない」はそれをしないことです。いずれもかなり硬い文章語的な言い方です。
「諧謔を弄さない」の意味
「諧謔を弄さない」は、しゃれや冗談などのユーモアを交えないことです。話し方にも文章にも使え、状況によって次のように受け取れます。
- 普段から冗談を言わない人の話し方を描写する。
- 普段は冗談を言う人が、重要な場面では真面目に話す。
- 著者が文章にユーモアを交えず、事実を淡々と述べる。
冗談を言わないことと、冗談を理解できないことは別です。相手の話す能力や性格まで示す表現ではありません。
「会見では諧謔を弄さなかった」は、その場で冗談を言わなかったという意味です。その人が普段はユーモアを理解できるかどうかまでは表しません。
「諧謔を弄さない」の使い方・例文
- 彼は諧謔を弄さない人で、話しぶりはいつも真面目だ。
- 普段は冗談好きな教授も、追悼式では諧謔を弄さなかった。
- その評論家は諧謔を弄することなく、事実を積み重ねて論じた。
- 司会者は諧謔を弄さず、集まった人々に静かに語りかけた。
「諧謔を弄さない」は改まった表現です。日常会話では「冗談を言わなかった」「ユーモアを交えずに話した」などと言い換えると自然です。
「諧謔」と「冗談」の違い
「冗談」は、人を笑わせる言葉やふざけた話を幅広く表します。「諧謔」は、気の利いた言葉やしゃれ、滑稽味のある表現に重点があります。
例えば、友達同士で「冗談を言う」は自然ですが、「諧謔を弄する」は評論や小説などの文章で使われやすい、かなり改まった言い方です。
「諧謔」と「ユーモア」の違い
「ユーモア」は、人を和ませたり、面白さを感じさせたりする性質を広く表す言葉です。「ユーモアのある人」「ユーモアのある話し方」のように使います。
一方、「諧謔」は、しゃれや冗談など、滑稽味のある言葉や表現について用いる、より文章語的な語です。意味が重なる場合もあります。
「諧謔を弄さない」と「諧謔を解さない」の違い
似て見える表現ですが、意味は違います。
| 表現 | 意味 |
|---|---|
| 諧謔を弄さない | 自分ではしゃれや冗談を口にしない。 |
| 諧謔を解さない | しゃれや冗談の面白さを理解しない。 |
「普段は冗談好きだが、式典では諧謔を弄さなかった」なら、その場ではあえて冗談を控えたという意味です。ユーモアが分からないという意味ではありません。
言い換え
- 冗談を言わない
- ユーモアを交えない
- しゃれを言わない
- 冗談抜きで話す
よくある質問
「諧謔を弄さない」は何と読みますか?
「かいぎゃくをろうさない」と読みます。
「諧謔を弄さない」とは簡単に言うと?
気の利いた冗談やしゃれを言わないことです。
「諧謔を弄する」とはどんな意味ですか?
機知のある冗談やしゃれを口にすることです。「弄する」はここでは言葉などを使うことを表します。
「諧謔を解さない」と同じですか?
違います。「弄さない」は自分で冗談を言わないこと、「解さない」は冗談の面白さを理解しないことです。
日常会話でも使えますか?
意味は通じますが、かなり文章語的な言い方です。普段の会話では「冗談を言わない」「ユーモアを交えない」の方が自然です。
まとめ
- 「諧謔」は、気の利いた冗談やしゃれ、ユーモアを表す。
- 「諧謔を弄する」は冗談を口にすること、「諧謔を弄さない」はその否定形。
- 「諧謔を解さない」は冗談を理解しないことで、意味が異なる。
- 日常会話では「冗談を言わない」「ユーモアを交えない」の方が自然。